設計を革新する多目的設計探査・
高速計算技術の研究開発
サブ課題責任者大山 聖
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 准教授
概要
上流設計段階で最適なパラメータを迅速に選び、機能の実現・高品質化・コスト最小化を可能とする革新的設計技術群を開発するとともに、これらの技術を統合して設計プラットフォーム基盤を構築する。また、開発技術を多方面に展開し産業競争力強化に貢献できることを実証する。
取組内容
多目的設計探査技術および高速計算技術の研究開発を行う。また、これらを実装する上流設計プラットフォームを整備する。これらにより製品の開発コストの低減や高品質化に貢献できる新設計基盤を構築し、産業競争力強化に貢献できることを実証する。
①多目的設計最適化技術開発
制約条件が厳しい設計問題でも効率的にパレート最適解を探査可能な多目的設計最適化アルゴリズムや計算時間を 1/2 ~1/10 に短縮する多目的設計最適化アルゴリズムを開発する。
②高速計算技術開発
「京」レベルの 50倍程度の高速化を可能とする時間方向の並列化技術などの開発を行い、流体シミュレーションなどと適用しポスト「京」の能力を最大限に活用できる基盤技術を開発する。
③上流設計プラットフォームへの実装
上記の要素技術を統合化し、アプリケーションの設計適用を支援するしくみとして整備を進める。
期待される効果
開発するソフトウェア
多目的設計最適化アプリCheetah、高速計算アプリ、上流設計プラットフォーム
期待される成果
上流設計段階での要求機能の実現・高品質化・コスト最小化が可能にする。
